CASA BATLLO

もう一つのガウディをご紹介しましょう。

 

バルセロナの中心、グラシア通りに位置する バトリョ邸、

 

この建物はガウディが1904年から2年間を費やして改装工事を手がけたとされている。

 

 

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何をガウディがモチーフしデザインしたのかは色々な説があるものの

 

随所にガウディの非凡な才能が感じられる素晴らしい改装計画となっている。

 

 

先ずは、建物の中に直線のデザインが一つもないと言う点である。

 

そして随所に見られる明かり取りには、

 

 

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照明デザイナーとしてのガウディの才能があふれています。

 

 

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ちょうど建物の中程にある暖炉の部屋、ここにも自然光を導く工夫が、

 

そして太陽光により美しい間接照明が設けられていた。

 

 

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窓の取手の形状

 

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階段の踏みシロの幅、蹴上げの高さ、

 

階段の手すりの形状を見ても解る様に、

 

ガウディはナチュラルに人が使い易い形状を理解し取り入れていたと言える。

 

素晴らしき人間工学の達人でもあったのだろう。

 

 

窓、間仕切りのドアの下には外からの空気の流れを考慮し、

 

手動のガラリが取付けられている。

 

間口の狭い、この屋敷の部屋の換気にも充分に気を使っているのが解ります。

 

 

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ビルの中央に位置する吹き抜けの中庭、

 

外気に触れるその壁は、上の階にいくに従って濃い青のタイルになるよう

 

色のグラディエーションをタイルに施し、

 

太陽の光が均等に各階に入る粋な工夫がされていた。

 

 

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西陽も充分に取り入れ、シンメトリーの建築技法を随所に取り入れ、

 

食堂に続く、裏の敷地にはテラスを設け、

 

いつでも天気の良い日はこの場所で食事を採る事が出来るよう配慮したのでしょう。

 

しかし、大きなドアの真ん中の2本の柱、それは、どんな意味を持っているのか?

 

邪魔にしないで下さい。

 

それは隣地からの目線を蹴る役目、風が直接吹きもむのを防ぐ役目、

 

そして装飾柱として目線を引きつける役目があったのでしょう。

 

 

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3カ所のガウディの作品を観て、

 

納得いくまで設計に目的、意図を持たせ、彼の魂を注ぎ込んだ作品の素晴らしさに

 

感銘を受けるとともに、自分自身も手を抜かない意図を持った仕事を構築し

 

生きた作品、商品を創って行こうと新ため決意いたしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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