無化調
ここ数年 食品業界では無化調という言葉が はやっています。
無化調＝ 化学調味料を使わないという意味です。
どこの食卓にもある 赤いキャップのあの調味料 中身はグルタミン酸とか
イノシン酸などのアミノ酸の化合物です。
日本生まれのこの化学調味料は いまや沢山の国で使われています。
この調味料 習慣性になるようで 使っていると物足りなくなって
使用量が増えていく傾向にあるようです。
食べなれない人が多量に摂取すると 激しいアレルギー反応を起こし
食後 熱が出たり 気分が悪くなったりして寝込む方もおられるようです。
とはいうものの いまやこの「うまみ調味料」（メーカーがいうところの）は
私たちが好むと好まざるに関わらず あらゆる食品に添加されています。
加工食品は言うに及ばず 半加工食品（干物など）や調味料（醤油や味噌）
はては酒や甘味、ペットボトルのお茶などにももれなく入っているようです。
これを排除することは もはや不可能でしょう。
だからといって この味覚をだます化学物質、この状況に流されるのもどうかと思うので
ACQUARIOの安田 シェフは極端な旨味調味料アレルギー、
だから アクアリオのお料理には一切の旨み調味料を使用していません。
アメリカではレストランのメニューに NO MSG と表記してあったり
有名な吉田ソースにも
NO MSG !
アメリカ人は健康に気を使っているんですね。
昔は○○の素をかけると頭が良くなると言われ、日本の食卓に常備されていました。
しかし、事実はマウスを使った実験で、脳障害、感覚障害等を引き起こしたという事実や
味覚障害、脱力感、動悸というような事例もあり
色々なアレルギー障害を引き起こす事実も確認されています。
アクアリオのオープンを期して、還暦を迎える僕も
無化調を心がけて模様と思います。
多少は舌がだまされないようになるかな？